鳩を放つ

 


目次

◆天地創造
◆アダムの創造
◆女の創造
◆蛇の誘惑
◆楽園追放
◆楽園追放
◆カインとアベル
◆ノアの箱舟
◆大洪水
◆鳩を放つ(ミレイ)
◆鳩を放つ(ドレ)
◆ノアの祭壇
◆受胎告知
◆羊飼いの礼拝
◆東方三博士の旅
◆三博士の礼拝
◆エルサレム入城
◆弟子の足を洗うキリスト
◆最後の晩餐
◆ゲッセマネの祈り
◆聖衣剥奪
◆十字架の下での悲しみ
◆十字架降下
◆我に触れるな
◆キリストの洗礼1
◆キリストの洗礼2
◆悪魔の誘惑
◆ペテロとアンデレの召命
◆マタイの召命

日本聖書協会発行『アートバイブル』より
『アートバイブル』の絵の使用については、当サイトより日本聖書協会に申請をして、同協会より許諾を得ています。」2007N10010 ●聖書からの黙想は、:坂野慧吉著「創世記」『新聖書講解シリーズ:旧約1」(いのちのことば社発行):を参照しています。

「名画で巡る聖書の旅」

バイブル・アンド・アート・ミニストリーズ / 代表 町田 俊之

■第12回 ミケランジェロの「ノアの祭壇」(1508-12、システィーナ礼拝堂)
(1851年、オックスフォード、アッシュモーリアン美術館)

「ノアの祭壇」 <アートバイブル:p.33>

◆ 聖書箇所
 神はノアに仰せになった。
『さあ、あなたもあなたの妻も、息子も嫁も、皆一緒に箱舟から出なさい。すべて肉なるもののうちからあなたのもとに来たすべての動物、鳥も家畜も地を這うものも一緒に連れ出し、地に群がり、地上で子を産み、増えるようにしなさい。』
そこで、ノアは息子や妻や嫁と共に外に出た。獣、這うもの、鳥、地に群がるもの、それぞれすべて箱舟から出た。ノアは主のために祭壇を築いた。そしてすべての清い家畜と清い鳥のうちから取り、焼き尽くす献げものとして祭壇の上にささげた。主は宥めの香りをかいで、御心に言われた。
『人に対して大地を呪うことは二度とすまい。人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。わたしは、この度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。地の続くかぎり、種蒔きも刈り入れも、寒さも暑さも、夏も冬も、昼も夜も、やむことはない。』」 

                            -創世記8章15〜22節-

◆ ミケランジェロの芸術(1475-年)
第1回を参照してください。

◆聖書からの黙想
 ノアは、神のみことばによって箱舟から出ました。彼は自分の思いで行動したのではなく、神の命令によって出たのでした。また、神の命令によって家族がいっしょに新しい世界に出ました。また、動物たちも秩序に従って種類ごとに出ました。新しい世界は、混乱ではなく秩序と調和あるが築かれたのでした。
  外に出たノアがまず行ったことは、「主の為に祭壇」を築いたことでした。これは「祭壇」についての聖書の最初の記事です。ノアが最初にしたことは、主への祭壇を築き、全焼のいけにえをささげることでした。ここにはノアの信仰とそれにともなう行動が表われています。
  神は、二度とこのような洪水によって人々を滅ぼすことをすまいと語ります。最初は人間の罪ゆえにこの世界を滅ぼされましたが、今度は人間のその罪ゆえにこの世界を新天新地として再創造される(IIペテロ3:13)のです。

◆絵画からの瞑想
 ノアとその家族には、1年あまりの箱舟での窮屈な生活から解放されて、全く新しい世界に置かれました。ノアが地上に降りてまず自分から行動したことは、神への感謝と礼拝の思いをもって、動物を献げることでした。この絵は、家長であるノアが祭壇の中央に立って、動物を神に献げているところです。その隣に妻が、周りに息子たちが一致協力して忙しく手伝っているのが印象的です。父親は神の代理人として、妻はよき夫の助け手として、そして子どもたちは、従順に両親に従う協力者として喜んで行動しています、ここには神がこの世界をお造りになったときのような、愛と信頼と秩序と平和が回復された姿があります。


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