キリストの洗礼

 


目次

◆天地創造
◆アダムの創造
◆女の創造
◆蛇の誘惑
◆楽園追放
◆楽園追放
◆カインとアベル
◆ノアの箱舟
◆大洪水
◆鳩を放つ(ミレイ)
◆鳩を放つ(ドレ)
◆ノアの祭壇
◆受胎告知
◆羊飼いの礼拝
◆東方三博士の旅
◆三博士の礼拝
◆エルサレム入城
◆弟子の足を洗うキリスト
◆最後の晩餐
◆ゲッセマネの祈り
◆聖衣剥奪
◆十字架の下での悲しみ
◆十字架降下
◆我に触れるな
◆キリストの洗礼1
◆キリストの洗礼2
◆悪魔の誘惑
◆ペテロとアンデレの召命
◆マタイの召命

日本聖書協会発行『アートバイブル』より
『アートバイブル』の絵の使用については、当サイトより日本聖書協会に申請をして、同協会より許諾を得ています。」2007N10010 ●聖書からの黙想は、:坂野慧吉著「創世記」『新聖書講解シリーズ:旧約1」(いのちのことば社発行):を参照しています。

「名画で巡る聖書の旅」

バイブル・アンド・アート・ミニストリーズ / 代表 町田 俊之

■第25回 ピエロ・デラ・フランチェスカの「キリストの洗礼」
        (1442-45年、ロンドン、ナショナル・ギャラリー)

25、ピエロ・デラ・フランチェスカの「キリストの洗礼」

◆ 聖書箇所

イエスは洗礼を受けると、すぐ水の中から上がられた。そのとき、天がイエスに向かって開いた。イエスは、神の霊が鳩のように御自分の上に降って来るのを御覧になった。そのとき、『これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者』と言う声が、天から聞こえた。」
                                    −マタイ3章16、17節−

◆聖書からの黙想

・ キリストの洗礼は、父なる神の喜ばれることであり、神がキリストを心から愛していることがここで宣言されています。神とキリストとは一体の関係であり、このお方が地上で、多くの神の業を行われ、ついには十字架の犠牲を受けられ、復活のいのちに預かられるのです。
・ 本来、罪ある者が、その悔い改めのしるしとして洗礼を受けるものですが、キリストは、私
  たち人間と同じ立場になるために、バプテスマのヨハネから洗礼を受けられました。
・ バプテスマのヨハネは、旧約から新約へと橋渡しする預言者として重要な役割が与えられていました。
・ キリストがヨハネから洗礼を受けられたことは、私たち人間を罪の世界から救い出すために、神様がとられた最善の方法でした。

◆絵画からの瞑想

・ これはルネサンス期の初期から中期にいたる絵です。すでに遠近法、また自然の描写が表現の中に表わされている時代です。背景の木々はよく観察されていて、木の種類まで分かるほどに描かれています。中世時代の天上への関心から、人々の関心はこの自分たちの生きている地上に移っていきました。特にイエスの左側に描かれている木は、人物と同じほど重要なものとして位置づけられているのは、ルネサンス気質の象徴のように映ります。
・ この絵の中心には、今まさにバプテスマのヨハネから洗礼を受けておられるイエスが祈っており、その頭上には聖霊の鳩が描かれています。左側にはその様子を見守る天使たち。この地上に生まれ、育ち、人間と同じ立場に立たれたイエスが、洗礼においても罪人である人間の側に立たれて、いよいよ公生涯が始まります。
・ イエスのこの地上の誕生は、神ご自身の謙遜から始まりました。そして、この洗礼はそのことを私たちに証ししてくれています。そして、イエスの生涯の終わり(十字架上の死)も、神の謙遜を私たちに教えてくれるのです。

このページのトップ

Copyright (C) 2008 e-grape Co.LTD. All Rights Reserved.